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上昌広の日本医療の診立て

コロナ検査体制、感染研主導の過ち

第7回 変異株対策にはがん研究の専門家の協力を仰ぐべき

医療ガバナンス研究所理事長

2021年4月1日号

 新型コロナウイルスの変異株対策が喫緊の課題だ。政府は検査体制を強化するというが、期待できそうにない。それは国立感染症研究所が主導するからだ。PCR検査を抑制し、国内にコロナの蔓延を許したように、今回も十分な検査ができず、変異株が拡散するだろう。  どうすべきか。私はオールジャパン体制を構築すべきと考える。そのためにはがん研究の専門家を加えるのがいい。  なぜ、コロナ対策に、がんの研究者が必要なのだろうか。mRNAワクチンの開発に成功した米モデルナ、独ビオンテックが、元はがんワクチンを開発するバイオベンチャーだったことが示唆に富む。  新型コロナウイルスの変異株対策が喫緊の課題だ。政府は検査体制を強化するというが、期待できそうにない。それは国立感染症研究所が主導するからだ。PCR検査を抑制し、国内にコロナの蔓延を許したように、今回も十分な検査ができず、変異株が拡散するだろう。  どうすべきか。私はオールジャパン体制を構築すべきと考える。そのためにはがん研究の専門家を加えるのがいい。  なぜ、コロナ対策に、がんの研究者が必要なのだろうか。mRNAワクチンの開発に成功した米モデルナ、独ビオンテックが、元はがんワクチンを開発するバイオベンチャーだったことが示唆に富む。

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