医薬経済オンライン

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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

情報分析ができない自衛隊

第121回

琉球大学医学部非常勤講師  照井資規

2021年4月1日号

「ここは優秀な人が来るところだ、お前の来るところではない」  14年10月、そう言って前回(3月15日号)取り上げた陸上自衛隊衛生学校研究部総括研究員の3等陸佐は、12年に行われた自衛隊員救命施策の主務者(研究員)に、組織的に執拗なパワハラを始めた。  12年は衛生学校と富士学校の共同で陸自の救命について研究や教育が熱心に行われ、主務者は米国へ単身派遣され研修を受け、陸自初の戦闘場面での救急法の教科書である「第一線救護ハンドブック(参考)」を衛生学校主任教官とともに制作した。富士学校研究員が専門職種学校である衛生学校研究部へ異動することは、当時はまだ試行であった陸自における戦闘場面での救命の取り組みを制度化させるためのもので、この研究は14年当時、陸自の年後計画に示された「命令」によるものだ。  当時の衛生学校研究部長... 「ここは優秀な人が来るところだ、お前の来るところではない」  14年10月、そう言って前回(3月15日号)取り上げた陸上自衛隊衛生学校研究部総括研究員の3等陸佐は、12年に行われた自衛隊員救命施策の主務者(研究員)に、組織的に執拗なパワハラを始めた。  12年は衛生学校と富士学校の共同で陸自の救命について研究や教育が熱心に行われ、主務者は米国へ単身派遣され研修を受け、陸自初の戦闘場面での救急法の教科書である「第一線救護ハンドブック(参考)」を衛生学校主任教官とともに制作した。富士学校研究員が専門職種学校である衛生学校研究部へ異動することは、当時はまだ試行であった陸自における戦闘場面での救命の取り組みを制度化させるためのもので、この研究は14年当時、陸自の年後計画に示された「命令」によるものだ。  当時の衛生学校研究部長の2

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