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惨敗した日本企業の背景

第127回 新型コロナワクチン開発への悔悟

宮田総研代表取締役 宮田満

2021年4月15日号

 新型コロナウイルスの流行第4波が日本列島を揺るがしている。  イスラエルを先頭に、欧米諸国のワクチン接種が急速に進んでいる。かつて最大の感染者数を出した米国は5月中に全国民に対するワクチンの接種を完了させる勢いだ。mRNAワクチンの重症化抑制と感染防止効果がリアルワールドデータ(米国疾病予防管理センターなど)で確かめられつつある。実際、新型コロナワクチンの接種が進んだ国では、感染者数が減少し始めた。第4波を食い止める最大の武器は言うまでもなく、mRNAワクチンだ。 薬価交渉でも悪影響  日本でも2月17日から医療従事者を対象に米ファイザー/独ビオンテックのmRNAワクチン「コミナティ」が接種され、4月12日から高齢者に対する接種も始まった。しかし、4月9日現在、1回接種(3週間空けて2回接種が必要)されたのは110万人、2回接種され...  新型コロナウイルスの流行第4波が日本列島を揺るがしている。  イスラエルを先頭に、欧米諸国のワクチン接種が急速に進んでいる。かつて最大の感染者数を出した米国は5月中に全国民に対するワクチンの接種を完了させる勢いだ。mRNAワクチンの重症化抑制と感染防止効果がリアルワールドデータ(米国疾病予防管理センターなど)で確かめられつつある。実際、新型コロナワクチンの接種が進んだ国では、感染者数が減少し始めた。第4波を食い止める最大の武器は言うまでもなく、mRNAワクチンだ。 薬価交渉でも悪影響  日本でも2月17日から医療従事者を対象に米ファイザー/独ビオンテックのmRNAワクチン「コミナティ」が接種され、4月12日から高齢者に対する接種も始まった。しかし、4月9日現在、1回接種(3週間空けて2回接種が必要)されたのは110万人、2回接種された

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