薬のおカネを議論しよう
次世代リーダー育成に重要な論文執筆
第39回
医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦
2021年4月15日号
前回3月15日号で、製薬マネーが診療に及ぼす諸問題を解決するうえで、若手医療者や医学生への教育が重要であることを説明した。本稿では、その活動の一環として、彼らに対して我われが実施している論文指導について説明したい。
我われが、製薬マネーに関連して、若手医療者や医学生を論文執筆に巻き込むようになったのは18年のことだ。当初の動機は、単純に論文執筆に必要なマンパワーを確保するためだった。しかし、その過程で、初学者が論文を執筆するうえで製薬マネーが優れた教材であることに認識を深めていくことになった。
実際、これまで製薬マネーに関連して我われが発表した論文は24本だが、そのうち11本は若手医療者が、5本は医学生が筆頭著者として論文を執筆したものだ。とくに医学生は、ほぼ初めての論文執筆だったケースが大部分だった。もちろん、一人ひ...
前回3月15日号で、製薬マネーが診療に及ぼす諸問題を解決するうえで、若手医療者や医学生への教育が重要であることを説明した。本稿では、その活動の一環として、彼らに対して我われが実施している論文指導について説明したい。
我われが、製薬マネーに関連して、若手医療者や医学生を論文執筆に巻き込むようになったのは18年のことだ。当初の動機は、単純に論文執筆に必要なマンパワーを確保するためだった。しかし、その過程で、初学者が論文を執筆するうえで製薬マネーが優れた教材であることに認識を深めていくことになった。
実際、これまで製薬マネーに関連して我われが発表した論文は24本だが、そのうち11本は若手医療者が、5本は医学生が筆頭著者として論文を執筆したものだ。とくに医学生は、ほぼ初めての論文執筆だったケースが大部分だった。もちろん、一人ひとり
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