話題の焦点
ときに「ボケーッ」とで活性化
2021年4月15日号
パソコン操作に長時間集中しつつも、一瞬途切れることはある。そんなとき思い切って立ち上がってしまう。窓外に目をやり何も考えない、無になる、ボケーッと……。 何もしないで無駄なようだが、この空白の間づくりが極めて大切だとする研究成果がある。 このボケーッとしている最中、脳は決して活動を止めているわけではない。内側前頭前野や後部帯状回など、脳内の複数領域が同期協調して働き、ネットワークでつながり活性化していることが判明した。 理屈っぽくなるが、「デフォルトモードネットワーク」と呼ばれ、ひらめきやアイデアが浮かびやすくなり熟考機能がフォローされ、記憶力が鍛えられ脳の老化が抑えられる。 何とこのことは「21世紀の脳科学最大の発見」のひとつという。我に返る脳機能としてこのときのボンヤリ脳は活動時の15倍ものエネルギーを消費、リフレッシュしているともいう...
パソコン操作に長時間集中しつつも、一瞬途切れることはある。そんなとき思い切って立ち上がってしまう。窓外に目をやり何も考えない、無になる、ボケーッと……。 何もしないで無駄なようだが、この空白の間づくりが極めて大切だとする研究成果がある。 このボケーッとしている最中、脳は決して活動を止めているわけではない。内側前頭前野や後部帯状回など、脳内の複数領域が同期協調して働き、ネットワークでつながり活性化していることが判明した。 理屈っぽくなるが、「デフォルトモードネットワーク」と呼ばれ、ひらめきやアイデアが浮かびやすくなり熟考機能がフォローされ、記憶力が鍛えられ脳の老化が抑えられる。 何とこのことは「21世紀の脳科学最大の発見」のひとつという。我に返る脳機能としてこのときのボンヤリ脳は活動時の15倍ものエネルギーを消費、リフレッシュしているともいう。時
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