製薬企業の次世代経営戦略
製薬企業は市民向けの言語化と説明に工夫を
SDGs(Sustainable Development Goals)とソーシャルコミュニケーションの体得 第11回
熊田梨恵
2021年5月1日号
【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、ソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると伝えてきた。SDGs(持続可能な開発目標)を提唱した国連の専門機関であり、世界のヘルスケアのリーダーシップをとるWHO(世界保健機関)は日本の製薬企業に何を期待しているのか。4月15日号に引き続き、テドロス事務局長直下で活動する山本尚子事務局長補(写真)に聞いた。
──医薬品に関する研究開発・提供体制など社会的な仕組みづくりの提案が、製薬企業本来の事業を生かした社会貢献になるということですね。ただ、かなりハードルが高く感じます。
山本:新型コロナウイルス禍を契機に、WHO外部に「連帯基金」という民間企業や個人からの寄付を受け付ける仕組みがつくられました。エボラのワクチン開発などに...
【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、ソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると伝えてきた。SDGs(持続可能な開発目標)を提唱した国連の専門機関であり、世界のヘルスケアのリーダーシップをとるWHO(世界保健機関)は日本の製薬企業に何を期待しているのか。4月15日号に引き続き、テドロス事務局長直下で活動する山本尚子事務局長補(写真)に聞いた。
──医薬品に関する研究開発・提供体制など社会的な仕組みづくりの提案が、製薬企業本来の事業を生かした社会貢献になるということですね。ただ、かなりハードルが高く感じます。
山本:新型コロナウイルス禍を契機に、WHO外部に「連帯基金」という民間企業や個人からの寄付を受け付ける仕組みがつくられました。エボラのワクチン開発などに取り
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