上昌広の日本医療の診立て
渋谷教授に学ぶ世界の医学界の潮流
第8回 「科学のコンセンサス」を知るための医学誌の読み方とは
医療ガバナンス研究所理事長
2021年5月1日号
4月14日、『英国医師会雑誌』(BMJ)に掲載された「今夏の東京五輪・パラリンピックの開催は再考すべき──専門家は語る」という論考が話題だ。著者は英キングス・カレッジ・ロンドンの渋谷健司教授ら4人だ。
彼らは「ほかのアジア・太平洋諸国と異なり、日本は新型コロナウイルスを封じ込められておらず、五輪までに医療従事者でさえワクチンを接種できない」と問題視し、「公衆衛生の国際的見地に立って」五輪開催の是非を再考すべきと論じている。
BMJは英国医師会が発行する権威ある医学誌だ。主たる読者は一般臨床医であり、同誌の「論説」は世界の臨床医の「常識」を反映していると考えていい。本稿では、この記事が出版された背景を論じたい。
渋谷教授(キングス・カレッジ・ロンドンHPより)
4月14日、『英国医師会雑誌』(BMJ)に掲載された「今夏の東京五輪・パラリンピックの開催は再考すべき──専門家は語る」という論考が話題だ。著者は英キングス・カレッジ・ロンドンの渋谷健司教授ら4人だ。
彼らは「ほかのアジア・太平洋諸国と異なり、日本は新型コロナウイルスを封じ込められておらず、五輪までに医療従事者でさえワクチンを接種できない」と問題視し、「公衆衛生の国際的見地に立って」五輪開催の是非を再考すべきと論じている。
BMJは英国医師会が発行する権威ある医学誌だ。主たる読者は一般臨床医であり、同誌の「論説」は世界の臨床医の「常識」を反映していると考えていい。本稿では、この記事が出版された背景を論じたい。
渋谷教授(キングス・カレッジ・ロンドンHPより)
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