医薬経済オンライン

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看護学者から見た個別化医療とグローバリズム

変革を起こせない人たち イノベーション論①

第45回

大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院  山川みやえ

2021年5月1日号

 大阪の新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、1年前のそれとは比較にならないほど猛威を振るっている。病院で働いている人たちの状況をうかがい知ると、本当に「やばい」と内部にいながら思う。  しかし、それ以外の日常生活では、まだ周囲には感染者や濃厚接触者はいないので、どこか実感のないパンデミックだ。もちろん感染予防対策は十分にしている。  この1年間で本当に行動範囲が狭くなった。それまでは「先生は、今日はどこにいるんですか?」と聞かれるほど飛び回っていたのに、いまでは「引きこもりか」と言えるくらいどこにも行っていない。でもストレスはまったくない。もともと社交的ではないし、人見知りが強いので、この自粛生活は受け入れられる。しかし、そうではない人はつらいだろう。結局のところ皆、自分のもともとのルーチンというか、本能的習慣...  大阪の新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、1年前のそれとは比較にならないほど猛威を振るっている。病院で働いている人たちの状況をうかがい知ると、本当に「やばい」と内部にいながら思う。  しかし、それ以外の日常生活では、まだ周囲には感染者や濃厚接触者はいないので、どこか実感のないパンデミックだ。もちろん感染予防対策は十分にしている。  この1年間で本当に行動範囲が狭くなった。それまでは「先生は、今日はどこにいるんですか?」と聞かれるほど飛び回っていたのに、いまでは「引きこもりか」と言えるくらいどこにも行っていない。でもストレスはまったくない。もともと社交的ではないし、人見知りが強いので、この自粛生活は受け入れられる。しかし、そうではない人はつらいだろう。結局のところ皆、自分のもともとのルーチンというか、本能的習慣から

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