医薬経済オンライン

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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

ロート製薬 再生医療を核に「成長」描く

―2030年ビジョンの主役―

2021年5月1日号

 ロート製薬は19年2月、創業120年を迎えたのを機に「世界中の人々の美と健康に貢献し、取り巻く人々から存在を期待される企業であり続けたい」との思いを明確にするとして、「グループ総合経営ビジョン2030」を制定した。30年まで注力していく事業領域を明確にし、その姿を「事業領域ビジョン2030」として方向付けしたものだ。推進中の戦略はここに集約されている。  注力する事業領域として挙げたのは6分野。現在のコア・ビジネスであるセルフケア・セルフメディケーションのOTC薬、スキンケア、機能性食品の3事業領域では持続的成長をめざしていく。一方、今後の成長の原動力と期待するプロフェッショナル・メディケーションの分野として医療用眼科用薬、再生医療、開発製造受託の3事業領域を掲げた。  これら6分野の目標としたのは次の通りだ。現在のコアで...  ロート製薬は19年2月、創業120年を迎えたのを機に「世界中の人々の美と健康に貢献し、取り巻く人々から存在を期待される企業であり続けたい」との思いを明確にするとして、「グループ総合経営ビジョン2030」を制定した。30年まで注力していく事業領域を明確にし、その姿を「事業領域ビジョン2030」として方向付けしたものだ。推進中の戦略はここに集約されている。  注力する事業領域として挙げたのは6分野。現在のコア・ビジネスであるセルフケア・セルフメディケーションのOTC薬、スキンケア、機能性食品の3事業領域では持続的成長をめざしていく。一方、今後の成長の原動力と期待するプロフェッショナル・メディケーションの分野として医療用眼科用薬、再生医療、開発製造受託の3事業領域を掲げた。  これら6分野の目標としたのは次の通りだ。現在のコアである

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