ストレート合格率に見る「大学間格差」
コロナ禍の薬剤師国試で学生の「質」に変化はあるか
2021年5月15日号
今年の第106回薬剤師国家試験は新型コロナウイルス禍であっても例年どおり順調に行われた。結果は国公私立73大学を合わせた受験者数が昨年より280人減の1万4031人で、合格者数は324人減の9634人。合格率は68.66%だった。各大学、薬学生は新型コロナ禍での講義に苦労したが、結果は例年とほぼ変わらなかった。
専ら薬剤師を養成する私立56大学の新卒は8015人が受験し、合格者数は6821人。合格率は85.10%だった。なかでも医療創生大学(旧いわき明星大学)では受験した43人全員が合格。合格率100%を達成し、耳目を集めたが、合格率90%台の大学には98.60%の国際医療福祉大学を筆頭に98.21%の九州保健福祉大学、97.69%の近畿大学、97.65%の名城大学など、18校に上り、一見すると、今年は好成績に映る。
だが、各大学の入学者数に対する合格率を眺めると...
今年の第106回薬剤師国家試験は新型コロナウイルス禍であっても例年どおり順調に行われた。結果は国公私立73大学を合わせた受験者数が昨年より280人減の1万4031人で、合格者数は324人減の9634人。合格率は68.66%だった。各大学、薬学生は新型コロナ禍での講義に苦労したが、結果は例年とほぼ変わらなかった。
専ら薬剤師を養成する私立56大学の新卒は8015人が受験し、合格者数は6821人。合格率は85.10%だった。なかでも医療創生大学(旧いわき明星大学)では受験した43人全員が合格。合格率100%を達成し、耳目を集めたが、合格率90%台の大学には98.60%の国際医療福祉大学を筆頭に98.21%の九州保健福祉大学、97.69%の近畿大学、97.65%の名城大学など、18校に上り、一見すると、今年は好成績に映る。
だが、各大学の入学者数に対する合格率を眺めると、ト
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