医薬経済オンライン

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大阪維新に「悶絶する」関西医師会

兵庫県知事選で問われる「医は算術」

神戸市議会議員・元国会議員政策秘書 岡田裕二

2021年5月15日号

「年齢の高い方については入院の優先順位を下げざるを得ない」  大阪府下の全保健所に対し、衝撃のメールが発信されたのは4月19日のことだ。しかも、その差出人が大阪府の医療監、府の医療政策のナンバー2だったから「ついに命の選別が始まった」と、府内各医療機関は大混乱に陥った。  その背景には、言わずもがな大阪の新型コロナウイルス禍の凄まじい現状がある。5月9日時点の病床運用率は95.9%。重症者用の病床365床に対して、重症者数は350人。では病床から溢れた重傷者はどうなっているかというと、軽症中等症患者受け入れ医療機関などで治療を行っているか、他府県の医療機関に受け入れをしてもらっているという。まさしく医療崩壊だ。  そして兵庫県神戸市も感染者数の最高記録を更新し続けている。そもそも神戸は20年3月3日に複数人発見された最初の感... 「年齢の高い方については入院の優先順位を下げざるを得ない」  大阪府下の全保健所に対し、衝撃のメールが発信されたのは4月19日のことだ。しかも、その差出人が大阪府の医療監、府の医療政策のナンバー2だったから「ついに命の選別が始まった」と、府内各医療機関は大混乱に陥った。  その背景には、言わずもがな大阪の新型コロナウイルス禍の凄まじい現状がある。5月9日時点の病床運用率は95.9%。重症者用の病床365床に対して、重症者数は350人。では病床から溢れた重傷者はどうなっているかというと、軽症中等症患者受け入れ医療機関などで治療を行っているか、他府県の医療機関に受け入れをしてもらっているという。まさしく医療崩壊だ。  そして兵庫県神戸市も感染者数の最高記録を更新し続けている。そもそも神戸は20年3月3日に複数人発見された最初の感染

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