医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

マスメディアは「ワクチン懐疑論」をタブーにするな

第134回

鳥集徹

2021年5月15日号

 テレビは、新型コロナウイルスワクチンの接種をいかにスピードアップさせるかという話で持ち切りだ。5月4日、BSフジの討論番組「プライムニュース」に筆者が出演した際、冒頭で「『安全性に大きな懸念はないに違いない』『コロナ収束の切り札になるはず』という思い込みで接種が進められていることに懸念を持っている」と話した。しかし、こうした点について議論が深められることはなく、接種体制をいかに整えるのかという話に終始して、番組はお時間となってしまった  一緒に出演した自民党ワクチン対策プロジェクトチーム座長の鴨下一郎衆議院議員には、「鳥集さんはワクチンに懐疑的だけれども、我われは世界中の文献を集めて安全性と有効性を検討した」と、さらりと言い返された。しかし、遺伝子ワクチンをこんなに大規模に人類に打つのは初めてなのだ。この壮大な社会実験の成り行き...  テレビは、新型コロナウイルスワクチンの接種をいかにスピードアップさせるかという話で持ち切りだ。5月4日、BSフジの討論番組「プライムニュース」に筆者が出演した際、冒頭で「『安全性に大きな懸念はないに違いない』『コロナ収束の切り札になるはず』という思い込みで接種が進められていることに懸念を持っている」と話した。しかし、こうした点について議論が深められることはなく、接種体制をいかに整えるのかという話に終始して、番組はお時間となってしまった  一緒に出演した自民党ワクチン対策プロジェクトチーム座長の鴨下一郎衆議院議員には、「鳥集さんはワクチンに懐疑的だけれども、我われは世界中の文献を集めて安全性と有効性を検討した」と、さらりと言い返された。しかし、遺伝子ワクチンをこんなに大規模に人類に打つのは初めてなのだ。この壮大な社会実験の成り行きを

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