薬のおカネを議論しよう
高血圧診療GLに切り込んだ医学生
第41回
医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦
2021年5月15日号
前回4月15日号で、製薬マネーに関連して筆者らが実施している若手への論文指導を説明したうえで、東北大学の医学生・村山安寿さんの活躍をお伝えした。今回は、同じく製薬マネー問題に関連して論文執筆に取り組んでいるスロバキア・コメニウス大学医学部6年生の妹尾優希さんを紹介したい。
妹尾さんと知り合ったのは、17年に遡る。きっかけは、彼女が医療ガバナンス研究所に出入りするようになったことだ。ほどなくして論文指導を行うことになり、これまでに12本の英語論文を一緒に執筆してきた。むろん、そのなかには製薬マネーに関するものも含まれている。
本稿で取り上げるのは、21年3月に彼女が筆頭著者として発表した論文だ。これは日本高血圧学会が発行する『高血圧診療ガイドライン2019』(JSH2019)の著者について、製薬企業との金銭的な関係を調査したものであ...
前回4月15日号で、製薬マネーに関連して筆者らが実施している若手への論文指導を説明したうえで、東北大学の医学生・村山安寿さんの活躍をお伝えした。今回は、同じく製薬マネー問題に関連して論文執筆に取り組んでいるスロバキア・コメニウス大学医学部6年生の妹尾優希さんを紹介したい。
妹尾さんと知り合ったのは、17年に遡る。きっかけは、彼女が医療ガバナンス研究所に出入りするようになったことだ。ほどなくして論文指導を行うことになり、これまでに12本の英語論文を一緒に執筆してきた。むろん、そのなかには製薬マネーに関するものも含まれている。
本稿で取り上げるのは、21年3月に彼女が筆頭著者として発表した論文だ。これは日本高血圧学会が発行する『高血圧診療ガイドライン2019』(JSH2019)の著者について、製薬企業との金銭的な関係を調査したものである。
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