医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

眺望 医薬街道

医療用医薬品 「承認=収載」の継続を

近藤正觀

2021年5月15日号

 4月26日、政府の経済財政諮問会議が社会保障に関する当面の重点課題を提示した。医薬品に関しては、革新的な医薬品の評価のあり方、既収載品の保険給付の範囲の見直しなど薬剤の保険給付についての再考を促している。また、諮問会議の下部組織である「社会保障ワーキンググループ」は4月27日、80%にはわずかに届かなかった後発品の数量目標について、新たな目標設定などを提案した。  国の社会保障予算は全体では70兆円を超える予算が組まれ、赤字国債の発行を余儀なくされている。国は単年度予算の収支拮抗を目論むが、先送りを繰り返してきた。国債に頼らない財政の運営が喫緊の課題だ。  社会保障の3大要素は年金・医療・介護の3つだが、常にターゲットとなるのが医療である。なかでも医薬品は政治力がないので、改革という錦の御旗の前では無力となり、4月には毎年の薬...  4月26日、政府の経済財政諮問会議が社会保障に関する当面の重点課題を提示した。医薬品に関しては、革新的な医薬品の評価のあり方、既収載品の保険給付の範囲の見直しなど薬剤の保険給付についての再考を促している。また、諮問会議の下部組織である「社会保障ワーキンググループ」は4月27日、80%にはわずかに届かなかった後発品の数量目標について、新たな目標設定などを提案した。  国の社会保障予算は全体では70兆円を超える予算が組まれ、赤字国債の発行を余儀なくされている。国は単年度予算の収支拮抗を目論むが、先送りを繰り返してきた。国債に頼らない財政の運営が喫緊の課題だ。  社会保障の3大要素は年金・医療・介護の3つだが、常にターゲットとなるのが医療である。なかでも医薬品は政治力がないので、改革という錦の御旗の前では無力となり、4月には毎年の薬価

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence