医薬経済オンライン

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読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー

生と死を断ち切らない文化

第169回

大西一幸

2021年5月15日号

死を受け入れること  生と死をめぐる対談 養老孟司・小堀鷗一郎 祥伝社2020年7月刊  日本に関心のある外国人が好きな日本語で、必ず上位にくるのが「生きがい」なのだそうである。主要な外国語にはない概念で、たいそう翻訳しにくく、「IKIGAI」とそのまま表記されることが多いそうだ。そう言われてみると、「生きがい」を簡単に別の言葉に置き換えたり、説明するのは難しい。ただニュアンスが伝えづらい日本語は少なくないはずで、「生きがい」が外国人の好きな言葉になるということは、彼らはどこか魅力的で細やかで密やかな「希望」や「愛情」、「生きていくためのポリシー」のようなニュアンスで捉えているのかもしれない。控えめだが、ネガティブではないし、それぞれに持つべき個性のかたちがあることを彼らも受け止めるのだろう。  「生きがい」はたぶん、生きる... 死を受け入れること  生と死をめぐる対談 養老孟司・小堀鷗一郎 祥伝社2020年7月刊  日本に関心のある外国人が好きな日本語で、必ず上位にくるのが「生きがい」なのだそうである。主要な外国語にはない概念で、たいそう翻訳しにくく、「IKIGAI」とそのまま表記されることが多いそうだ。そう言われてみると、「生きがい」を簡単に別の言葉に置き換えたり、説明するのは難しい。ただニュアンスが伝えづらい日本語は少なくないはずで、「生きがい」が外国人の好きな言葉になるということは、彼らはどこか魅力的で細やかで密やかな「希望」や「愛情」、「生きていくためのポリシー」のようなニュアンスで捉えているのかもしれない。控えめだが、ネガティブではないし、それぞれに持つべき個性のかたちがあることを彼らも受け止めるのだろう。  「生きがい」はたぶん、生きるため

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