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2021年5月15日号

良好なデータが続々と登場する多発性硬化症薬  米国神経学会は4月17〜23日にオンラインで年次総会を開催。多発性硬化症治療剤に関する新しい研究結果が報告された。  米バイオジェンは「タイサブリ」を投与された患者のQOLベネフィットと間隔延長投与の効果について発表した。多発性硬化症で一定基準の障害が認められる患者を対象に、治療後に症状がどの程度改善したのかを評価する12領域にわたる神経疾患QOL質問票に回答してもらい、それを分析した。その結果、タイサブリ投与群の患者は12領域中10領域で症状が著しく改善したと回答した。  一方、「オクレバス」(スイス・ロシュ)投与患者群では著しい症状改善は12領域中8領域だった。調整済み年間改善率は、12領域中11領域でタイサブリ群がオクレバス群より高い結果となった。とくに社会的役割を果たしたこと... 良好なデータが続々と登場する多発性硬化症薬  米国神経学会は4月17〜23日にオンラインで年次総会を開催。多発性硬化症治療剤に関する新しい研究結果が報告された。  米バイオジェンは「タイサブリ」を投与された患者のQOLベネフィットと間隔延長投与の効果について発表した。多発性硬化症で一定基準の障害が認められる患者を対象に、治療後に症状がどの程度改善したのかを評価する12領域にわたる神経疾患QOL質問票に回答してもらい、それを分析した。その結果、タイサブリ投与群の患者は12領域中10領域で症状が著しく改善したと回答した。  一方、「オクレバス」(スイス・ロシュ)投与患者群では著しい症状改善は12領域中8領域だった。調整済み年間改善率は、12領域中11領域でタイサブリ群がオクレバス群より高い結果となった。とくに社会的役割を果たしたことへ

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