医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

医薬品産業ビジョンへの過度な期待

製薬業界、積年の課題は「対財務省」

2021年6月1日号

自民党も困惑気味? 「以前に米系製薬大手幹部と面会したときに、『我われはクロネコヤマトがあるだけでいい』と言われたが、これが何を意味するのか」 「制度上、医薬品卸の機能を評価できていないと言うが、具体的に何をしてほしいのか、わからない」  自民党の厚生労働関係議員から、日本医薬品卸売業連合会に対して、苦言や疑問が相次いだ。5月18日に都内で開かれた議員と製薬企業有志十数社の「製薬産業政策に関する勉強会」でのことだ。この日、正規メンバーではないが、卸連幹部が出席を求められた。  なおも大手4社が関わった談合問題の渦中にあり、卸業界から政治に注文を付けることは「どの口が……」との反論を招きやすい。それを自覚してか、「卸が果たす役割や機能の適正な評価」という抽象的な表現を用いつつ、政府「骨太の方針... 自民党も困惑気味? 「以前に米系製薬大手幹部と面会したときに、『我われはクロネコヤマトがあるだけでいい』と言われたが、これが何を意味するのか」 「制度上、医薬品卸の機能を評価できていないと言うが、具体的に何をしてほしいのか、わからない」  自民党の厚生労働関係議員から、日本医薬品卸売業連合会に対して、苦言や疑問が相次いだ。5月18日に都内で開かれた議員と製薬企業有志十数社の「製薬産業政策に関する勉強会」でのことだ。この日、正規メンバーではないが、卸連幹部が出席を求められた。  なおも大手4社が関わった談合問題の渦中にあり、卸業界から政治に注文を付けることは「どの口が……」との反論を招きやすい。それを自覚してか、「卸が果たす役割や機能の適正な評価」という抽象的な表現を用いつつ、政府「骨太の方針202

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence