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ひらけごま

「コロナ後遺症」 くすぶる不安と向き合う

内視鏡下上咽頭擦過療法(E-EAT)を活用

メディカルライター・本島玲子

2021年6月1日号

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症し、退院または療養解除になった国内の患者60数万人のうち相当数が直面する可能性があるとされているのが、急性期後も持続する諸症状だ。  ここでは仮に「コロナ後遺症」と書くが、国内外とも実態把握をしながら診療や対応を模索している段階で、用語も定義も定まっていない。昨年、医学専門誌に報告された2万報近い「コロナ後遺症」関連論文のうち、100例超の患者を対象とした15報(患者数計約5万例、17~87歳)の系統的レビューを行った結果、感染14~110日に最も多くみられた症状は、疲労感(58%)、頭痛(44%)、集中困難(27%)、脱毛(25%)、呼吸困難(24%)だった(ソニア・ヴィラポールら、プレプリント)。  国内では複数の病院や診療所がコロナ後遺症の外来診療を始めているが、総合診療を通して必要な人を適切...  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症し、退院または療養解除になった国内の患者60数万人のうち相当数が直面する可能性があるとされているのが、急性期後も持続する諸症状だ。  ここでは仮に「コロナ後遺症」と書くが、国内外とも実態把握をしながら診療や対応を模索している段階で、用語も定義も定まっていない。昨年、医学専門誌に報告された2万報近い「コロナ後遺症」関連論文のうち、100例超の患者を対象とした15報(患者数計約5万例、17~87歳)の系統的レビューを行った結果、感染14~110日に最も多くみられた症状は、疲労感(58%)、頭痛(44%)、集中困難(27%)、脱毛(25%)、呼吸困難(24%)だった(ソニア・ヴィラポールら、プレプリント)。  国内では複数の病院や診療所がコロナ後遺症の外来診療を始めているが、総合診療を通して必要な人を適切な専

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