医薬経済オンライン

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看護学者から見た個別化医療とグローバリズム

ある訪問看護師の行動と希望 イノベーション論②

第46回

大阪大学大学院医学系研究科/公益財団法人浅香山病院  山川みやえ

2021年6月1日号

 変化を起こすにはどうしたらよいかについて本当に日々考える。恐らく日本中がそういうことを考えている風潮だからだと思う。現在、最大の壁は一般の人からすると、政府や大きな既得権益団体なのではないか。  しかし、私は政府や既得権益団体については、日々の活動のナンセンスさや滑稽さ以上に、対話がないことが絶望的だと思っている。相対する者が、しっかり向き合ってくれるのであれば、誰もが納得する結末になるだろう。しかし、意外と対話はできていない。なぜなら、そもそも向き合っていないからだ。  例えば、東京五輪・パラリンピックを開催するのか中止にするのか、さまざまな意見はあるが、実際のところ本当に議論ができているようには見えない。何が何でもやる人(政府側)と、何しても文句言う人(ヤフコメ民や三流評論家)なので、そもそも話し合う軸がねじ...  変化を起こすにはどうしたらよいかについて本当に日々考える。恐らく日本中がそういうことを考えている風潮だからだと思う。現在、最大の壁は一般の人からすると、政府や大きな既得権益団体なのではないか。  しかし、私は政府や既得権益団体については、日々の活動のナンセンスさや滑稽さ以上に、対話がないことが絶望的だと思っている。相対する者が、しっかり向き合ってくれるのであれば、誰もが納得する結末になるだろう。しかし、意外と対話はできていない。なぜなら、そもそも向き合っていないからだ。  例えば、東京五輪・パラリンピックを開催するのか中止にするのか、さまざまな意見はあるが、実際のところ本当に議論ができているようには見えない。何が何でもやる人(政府側)と、何しても文句言う人(ヤフコメ民や三流評論家)なので、そもそも話し合う軸がねじれの

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