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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

新型コロナウイルスワクチン 「リスク」から目を逸らすな

第135回

鳥集徹

2021年6月1日号

 新型コロナウイルスワクチンは本当に安全なのだろうか。 5月12日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会が開かれた。その公表資料によると、5月7日までに医療機関又は製造販売業者からワクチン接種後の死亡として報告された事例は39例に上った。 年代別に分けてみると、20歳代が2人、30歳代が1人、40歳代が4人、50歳代が3人、60歳代が6人、70歳代が7人、80歳以上が16人となっており、やはり高齢者に接種後の死亡が多いことがわかる。だが、筆者が気になるのは、若い世代にも死亡者がいることだ。 この報告の時点で、ワクチン接種(1回目)を受けた人は、優先接種となった医療従事者と高齢者を合わせても、全人口の2~3%に過ぎない。仮に接種率を高く見積もって、全人口の30人に1人が接種を受けたと仮定しよう。そうすると、このペースで接種後の死亡が増えたとしたらどうなるか(...  新型コロナウイルスワクチンは本当に安全なのだろうか。 5月12日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会が開かれた。その公表資料によると、5月7日までに医療機関又は製造販売業者からワクチン接種後の死亡として報告された事例は39例に上った。 年代別に分けてみると、20歳代が2人、30歳代が1人、40歳代が4人、50歳代が3人、60歳代が6人、70歳代が7人、80歳以上が16人となっており、やはり高齢者に接種後の死亡が多いことがわかる。だが、筆者が気になるのは、若い世代にも死亡者がいることだ。 この報告の時点で、ワクチン接種(1回目)を受けた人は、優先接種となった医療従事者と高齢者を合わせても、全人口の2~3%に過ぎない。仮に接種率を高く見積もって、全人口の30人に1人が接種を受けたと仮定しよう。そうすると、このペースで接種後の死亡が増えたとしたらどうなるか(カ

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