変革期迎えた中国医薬品業界
価格交渉医薬品の活路
第50回 値下げしても病院が採用しない
シード・プランニング 沈友敏
2021年6月15日号
日本では、医薬品が薬価基準に収載されると、医療保険が適用される。一方、中国では、医療保険が適用される医薬品はわずか2800製品程度で、多くの医薬品が適用外となっている。だが、注目すべきは、近年、革新的新薬が医療保険の適用となっても、病院が採用しないというケースが多いことだ。その理由は何なのだろうか。
国家医療保障局(NHSA)と国家衛生健康委員会は、5月10日に「医療保険適用の価格交渉医薬品の“2チャネル”管理体制の整備に関する指導意見(意見書)」を公表した。2チャネルとは、医療機関と薬局の2つの流通経路のことだ。
意見書によると、価格交渉医薬品の保険適用を薬局にも組み入れ、医療機関と同様、保険適用製品を“2チャネル”で構築するとしている。つまり、薬局の店頭でも、価格交渉医薬品を販売できる。もちろん、処方箋が必要となる。
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日本では、医薬品が薬価基準に収載されると、医療保険が適用される。一方、中国では、医療保険が適用される医薬品はわずか2800製品程度で、多くの医薬品が適用外となっている。だが、注目すべきは、近年、革新的新薬が医療保険の適用となっても、病院が採用しないというケースが多いことだ。その理由は何なのだろうか。
国家医療保障局(NHSA)と国家衛生健康委員会は、5月10日に「医療保険適用の価格交渉医薬品の“2チャネル”管理体制の整備に関する指導意見(意見書)」を公表した。2チャネルとは、医療機関と薬局の2つの流通経路のことだ。
意見書によると、価格交渉医薬品の保険適用を薬局にも組み入れ、医療機関と同様、保険適用製品を“2チャネル”で構築するとしている。つまり、薬局の店頭でも、価格交渉医薬品を販売できる。もちろん、処方箋が必要となる。
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