激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値
大正製薬ホールディングス セルフメディケーション事業を海外で強化
医薬事業の縮小を補い成長維持へ
2021年6月15日号
成長はセルフメディケーションにかかっている
大正製薬ホールディングスは18年7月に保有する富山化学株を富士フイルムHDに譲渡し、富山と合弁の販売会社である大正富山医薬品を完全子会社とし、その社名を19年4月に大正ファーマに変更、02年以来の富山化学との資本・事業提携関係を名実ともに解消した。
医薬事業の後退が続いていたこと、提携解消と同時に早期退職優遇制度の実施に踏み切ったことを合わせ考えれば、医療用医薬品からの段階的撤退に動き出したと見られたのは当然だ。しかし、当時掲げていた経営戦略の旗印「セルフメディケーション事業(OTC医薬品と健康関連商品)」「医薬事業(医療用医薬品と関連事業)」の2事業をバランスよく成長させながら、国際的競争のなかで着実な成長を続ける強固な経営基盤を構築する、という姿勢は現在も変わっていない。医...
成長はセルフメディケーションにかかっている
大正製薬ホールディングスは18年7月に保有する富山化学株を富士フイルムHDに譲渡し、富山と合弁の販売会社である大正富山医薬品を完全子会社とし、その社名を19年4月に大正ファーマに変更、02年以来の富山化学との資本・事業提携関係を名実ともに解消した。
医薬事業の後退が続いていたこと、提携解消と同時に早期退職優遇制度の実施に踏み切ったことを合わせ考えれば、医療用医薬品からの段階的撤退に動き出したと見られたのは当然だ。しかし、当時掲げていた経営戦略の旗印「セルフメディケーション事業(OTC医薬品と健康関連商品)」「医薬事業(医療用医薬品と関連事業)」の2事業をバランスよく成長させながら、国際的競争のなかで着実な成長を続ける強固な経営基盤を構築する、という姿勢は現在も変わっていない。医薬事
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