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2021年6月15日号

肺がんへの標的療法が欧米で承認  肺がん治療の特定遺伝子を標的とする医薬品開発が目覚まい成果を挙げている。米国食品医薬品局(FDA)は、米アムジェンの「ルマクラス」をKRAS G12C変異陽性、局所進行か転移性非小細胞肺がん治療薬として迅速承認した。過去に1回以上の全身療法を受けた患者が対象になる。FDAは「KRAS変異は長く薬物療法に耐性があると考えられてきており、この変異へのターゲット療法は一部の患者にとってはアンメットニーズとなっていた。同薬の承認は、より多くの患者が個別化治療を受ける未来に向けた大きな一歩だ」とコメントした。  治験は進行固形がん患者733人が被験者となり、現在も進行中だ。非小細胞肺がんへの迅速承認は、KRAS G12C変異陽性の患者124人が対象となった第Ⅱ相試験のデータに基づいている。被験者は免疫療法か化学療法、または両療... 肺がんへの標的療法が欧米で承認  肺がん治療の特定遺伝子を標的とする医薬品開発が目覚まい成果を挙げている。米国食品医薬品局(FDA)は、米アムジェンの「ルマクラス」をKRAS G12C変異陽性、局所進行か転移性非小細胞肺がん治療薬として迅速承認した。過去に1回以上の全身療法を受けた患者が対象になる。FDAは「KRAS変異は長く薬物療法に耐性があると考えられてきており、この変異へのターゲット療法は一部の患者にとってはアンメットニーズとなっていた。同薬の承認は、より多くの患者が個別化治療を受ける未来に向けた大きな一歩だ」とコメントした。  治験は進行固形がん患者733人が被験者となり、現在も進行中だ。非小細胞肺がんへの迅速承認は、KRAS G12C変異陽性の患者124人が対象となった第Ⅱ相試験のデータに基づいている。被験者は免疫療法か化学療法、または両療法の

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