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BMSはドル箱「レブラミド」を守れるか

セルジーンと統合、「薬害防止」が後発品対策に

2021年7月1日号

 米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)の日本法人が、米セルジーンの日本法人と7月1日に統合した。米BMSは19年11月に740億ドル(約8兆円)をかけて米セルジーンを買収。日本でも統合に向けた準備を進めていた。  米BMSの20年の世界売上高は約425億ドル(約4兆6750億円)。日本法人の売上高は1333億円(19年)で、セルジーンの吸収で2000億円規模になると予想される。セルジーンは主力品である多発性骨髄腫治療薬「レブラミド」と「ポマリスト」をドル箱として業績を支えてきた。レブラミドは少なくとも500億円を超え、ポマリストは300億円程度と推定される。  免疫ポイント阻害薬「オプジーボ」「ヤーボイ」を抱えるBMSは、レブラミドとポマリストを獲得し、さらにがん領域で強みを発揮する。ただ、レブラミドに関しては、すでに後発品企業が参入を検討しており、BMSとし...  米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)の日本法人が、米セルジーンの日本法人と7月1日に統合した。米BMSは19年11月に740億ドル(約8兆円)をかけて米セルジーンを買収。日本でも統合に向けた準備を進めていた。  米BMSの20年の世界売上高は約425億ドル(約4兆6750億円)。日本法人の売上高は1333億円(19年)で、セルジーンの吸収で2000億円規模になると予想される。セルジーンは主力品である多発性骨髄腫治療薬「レブラミド」と「ポマリスト」をドル箱として業績を支えてきた。レブラミドは少なくとも500億円を超え、ポマリストは300億円程度と推定される。  免疫ポイント阻害薬「オプジーボ」「ヤーボイ」を抱えるBMSは、レブラミドとポマリストを獲得し、さらにがん領域で強みを発揮する。ただ、レブラミドに関しては、すでに後発品企業が参入を検討しており、BMSとして

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