医薬経済オンライン

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強硬にネオファーマを追い詰めるSBI

新型コロナ増殖抑制効果「サプリ」で騒動勃発

2021年7月1日号

 かつてソフトバンクの孫正義氏の右腕とも呼ばれた北尾吉孝氏が率いる「SBIグループ」と、アラブ首長国連邦(UAE)の企業を大株主に持つ「ネオファーマジャパン」がサプリメントの工場をめぐって奪い合いを演じている。そのサプリメントとは「5-アミノレブリン酸(5-ALA)」という天然アミノ酸。かいわれ大根や緑茶、赤ワインなどに含まれているアミノ酸で、検査薬や育毛剤に利用されるほか、がん治療薬にも期待されている物質だ。  以前12年1月1日号でも紹介したが、北尾氏がこの5-ALAに着目し、「SBIアラプロモ(現SBIファーマ)」を設立し、医薬事業に進出。サプリメントとして発売していた。  この5-ALAが急に注目されたのは20年10月。長崎大学が「新型コロナウイルスの増殖抑制効果が認められたことから臨床研究を始める」と発表したことだった。にわかにSBIグループが...  かつてソフトバンクの孫正義氏の右腕とも呼ばれた北尾吉孝氏が率いる「SBIグループ」と、アラブ首長国連邦(UAE)の企業を大株主に持つ「ネオファーマジャパン」がサプリメントの工場をめぐって奪い合いを演じている。そのサプリメントとは「5-アミノレブリン酸(5-ALA)」という天然アミノ酸。かいわれ大根や緑茶、赤ワインなどに含まれているアミノ酸で、検査薬や育毛剤に利用されるほか、がん治療薬にも期待されている物質だ。  以前12年1月1日号でも紹介したが、北尾氏がこの5-ALAに着目し、「SBIアラプロモ(現SBIファーマ)」を設立し、医薬事業に進出。サプリメントとして発売していた。  この5-ALAが急に注目されたのは20年10月。長崎大学が「新型コロナウイルスの増殖抑制効果が認められたことから臨床研究を始める」と発表したことだった。にわかにSBIグループが原薬

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