ひらけごま
開発・接種だけじゃない世界の「ワクチンレース」
生き残りに向けた日本の戦略はあるのか
メディカルライター・本島玲子
2021年7月1日号
新型コロナワクチン感染症(COVID-19)のワクチン接種が世界で開始されて半年。国内では、現場の医療者と高齢者に続き、大規模会場や職域での接種など、あの手この手の推進策が進められつつある。
パンデミック脱出への道は、段階分けして考えるのが妥当だろう。まず、「感染者はいるが重症者や死亡者がほとんどいなくなった段階」、その後にようやく「多くの規制を解除してもパンデミックに逆戻りしない段階」が見えてくる。
日本で特例承認された3つのワクチンの効能・効果は「SARS-CoV-2による感染症の予防」だ。ワクチン接種を受ける人へのガイドでは「接種によりSARS-CoV-2に対する抗体ができ、SARS-CoV-2による感染症の発症を予防する」と説明している。ところが、接種後のインタビューを見ていると「これでもう罹らない」つまり「感染予防」を期待している人が大多...
新型コロナワクチン感染症(COVID-19)のワクチン接種が世界で開始されて半年。国内では、現場の医療者と高齢者に続き、大規模会場や職域での接種など、あの手この手の推進策が進められつつある。
パンデミック脱出への道は、段階分けして考えるのが妥当だろう。まず、「感染者はいるが重症者や死亡者がほとんどいなくなった段階」、その後にようやく「多くの規制を解除してもパンデミックに逆戻りしない段階」が見えてくる。
日本で特例承認された3つのワクチンの効能・効果は「SARS-CoV-2による感染症の予防」だ。ワクチン接種を受ける人へのガイドでは「接種によりSARS-CoV-2に対する抗体ができ、SARS-CoV-2による感染症の発症を予防する」と説明している。ところが、接種後のインタビューを見ていると「これでもう罹らない」つまり「感染予防」を期待している人が大多数
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