医薬経済オンライン

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IQVIAに見る市場動向

誕生から7年で初戴冠「アッヴィ」

2021年7月1日号

「売上高世界一ですか。想像できないな。会社の国別売上高シェアは、日本は米国に次いで2位なので、重要性は本社も理解していますが、日本法人の現場感覚からすると、世界トップの企業に勤めているという感覚はないなぁ」  日本法人であるアッヴィ合同会社で首都圏を担当するMRはこう話す。実際、ジェームス・フェリシアーノ社長は5月20日の記者会見で、10年以内に売上高倍増の目標を掲げたものの、当面は関節リウマチなど免疫疾患薬「ヒュミラ」のバイオシミラーの市場参入で苦戦するとの見方を示している。現場はヒュミラ対策のための新薬の早期拡大に必死で、感傷に浸る暇はない。  市場調査会社IQVIAが16〜20年の5年間の世界医薬品市場の動向をまとめた。それによると、20年は米アッヴィが初めて首位の座に立った。しかも、製品売上高トップのヒュミラとの「2冠」を達成し... 「売上高世界一ですか。想像できないな。会社の国別売上高シェアは、日本は米国に次いで2位なので、重要性は本社も理解していますが、日本法人の現場感覚からすると、世界トップの企業に勤めているという感覚はないなぁ」  日本法人であるアッヴィ合同会社で首都圏を担当するMRはこう話す。実際、ジェームス・フェリシアーノ社長は5月20日の記者会見で、10年以内に売上高倍増の目標を掲げたものの、当面は関節リウマチなど免疫疾患薬「ヒュミラ」のバイオシミラーの市場参入で苦戦するとの見方を示している。現場はヒュミラ対策のための新薬の早期拡大に必死で、感傷に浸る暇はない。  市場調査会社IQVIAが16〜20年の5年間の世界医薬品市場の動向をまとめた。それによると、20年は米アッヴィが初めて首位の座に立った。しかも、製品売上高トップのヒュミラとの「2冠」を達成した

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