激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値
サワイグループホールディングス 厳しい環境への対応戦略構築
持株会社体制で事業強化
2021年7月1日号
目標どおり進められるか手腕問われる経営陣
後発品市場は政府が目標とする対象品目の数量シェア80%に接近し、成長力が大きく鈍化してきている。この状況下で日医工、小林化工の品質不正が発覚、後発品に対する不信感が高まり続けており、市場の成長減速を加速しかねない。
沢井製薬は日医工、東和薬品ととともに後発品専業大手3強の一角を占め、売上高は18年度までは専業トップだった。19年度は大型買収戦略を実行した日医工に首位の座を明け渡し、20年度も僅差で日医工に次ぐ2位だった。しかし、21年度は不祥事発覚の日医工が首位から陥落、沢井製薬がトップに返り咲く予想だ。
注目されるのは、21年度の首位奪回見通しに歩調を合わせるように、21年度に入ってすぐに沢井製薬グループを事業子会社とする持株会社体制に移行し、社名をサワイグループホー...
目標どおり進められるか手腕問われる経営陣
後発品市場は政府が目標とする対象品目の数量シェア80%に接近し、成長力が大きく鈍化してきている。この状況下で日医工、小林化工の品質不正が発覚、後発品に対する不信感が高まり続けており、市場の成長減速を加速しかねない。
沢井製薬は日医工、東和薬品ととともに後発品専業大手3強の一角を占め、売上高は18年度までは専業トップだった。19年度は大型買収戦略を実行した日医工に首位の座を明け渡し、20年度も僅差で日医工に次ぐ2位だった。しかし、21年度は不祥事発覚の日医工が首位から陥落、沢井製薬がトップに返り咲く予想だ。
注目されるのは、21年度の首位奪回見通しに歩調を合わせるように、21年度に入ってすぐに沢井製薬グループを事業子会社とする持株会社体制に移行し、社名をサワイグループホール
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録