医薬経済オンライン

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支払いと結果 ━医療の構造━

アップル-消費者の自律支援か臨床ツールか

第73回 テック・ジャイアントのヘルスケア進出(①②③④❺)

2021年7月1日号

▽健康に敏感な消費者をスマートフォン、ウォッチに引き寄せるのがアップル式ヘルスケア展開だ▽消費者の健康自己管理を支えるソフトウェアは多様化し、診療に活用できる水準にある▽ハードウェアとソフトウェアの統合ビジネスのヘルスケア版は消費者支援の側を貫くのか?  アップルのヘルスケア展開は、スマートフォン、ウォッチの魅力を増強するアプリケーションに集中する点で他のビッグ・テック企業と際立った特徴がある。そんな書き出しは、6月16日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)レポート(注①)で軌道修正が必要になった。  2016年の構想は、自ら医師を雇用してアップル・ウォッチ(AW)が提供する大量データを活用しながら患者を指導するというもの。デバイスのセンサー、データ処理のソフトウェア(アルゴリズム)、ケアの提供を三位一体とするモデルが、医療システ... ▽健康に敏感な消費者をスマートフォン、ウォッチに引き寄せるのがアップル式ヘルスケア展開だ▽消費者の健康自己管理を支えるソフトウェアは多様化し、診療に活用できる水準にある▽ハードウェアとソフトウェアの統合ビジネスのヘルスケア版は消費者支援の側を貫くのか?  アップルのヘルスケア展開は、スマートフォン、ウォッチの魅力を増強するアプリケーションに集中する点で他のビッグ・テック企業と際立った特徴がある。そんな書き出しは、6月16日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)レポート(注①)で軌道修正が必要になった。  2016年の構想は、自ら医師を雇用してアップル・ウォッチ(AW)が提供する大量データを活用しながら患者を指導するというもの。デバイスのセンサー、データ処理のソフトウェア(アルゴリズム)、ケアの提供を三位一体とするモデルが、医療システム

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