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2021年7月1日号

米国臨床腫瘍学会、好結果の治験が続々登場  米国臨床腫瘍学会は6月4〜8日に年次集会をオンラインで開催した。臨床研究や新薬開発の重要なデータが世界各地から集結してがん治療戦線の進歩が明らかとなった。  スイス・ノバルティスと中国・ベイジーンは開発中の抗PD-1療法「チスレリズマブ」の食道がんに対する治験データを発表した。ノバルティスは北米、EU、英国、日本など中国外での販売権をベイジーンから取得している。治験は全身治療を受けた経験がある、切除不能、局所進行性または転移性食道扁平上皮がん患者が対象に実施したもの。化学療法群と比較した結果、チスレリズマブ群では死亡リスクが30%下落した。この治験で全生存期間中央値はチスレリズマブ群で8.6ヵ月、化学療法群では6.3ヵ月となり、チスレリズマブ群で2.3ヵ月間の延長効果が確認された。PD-L1陽性患者グル... 米国臨床腫瘍学会、好結果の治験が続々登場  米国臨床腫瘍学会は6月4〜8日に年次集会をオンラインで開催した。臨床研究や新薬開発の重要なデータが世界各地から集結してがん治療戦線の進歩が明らかとなった。  スイス・ノバルティスと中国・ベイジーンは開発中の抗PD-1療法「チスレリズマブ」の食道がんに対する治験データを発表した。ノバルティスは北米、EU、英国、日本など中国外での販売権をベイジーンから取得している。治験は全身治療を受けた経験がある、切除不能、局所進行性または転移性食道扁平上皮がん患者が対象に実施したもの。化学療法群と比較した結果、チスレリズマブ群では死亡リスクが30%下落した。この治験で全生存期間中央値はチスレリズマブ群で8.6ヵ月、化学療法群では6.3ヵ月となり、チスレリズマブ群で2.3ヵ月間の延長効果が確認された。PD-L1陽性患者グルー

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