医薬経済オンライン

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長老議員引退で製薬業界に影響は?

世代交代進むも、厚労族の地位低下顕著に

2021年7月15日号

「その説明では(納得するのが)難しい。海外の状況を押さえたうえで『日本のシステムでは収益が上がらない』と言わないと、間違ってしまう」  4月12日、自民党厚生労働関係議員と製薬企業有志十数社でつくる「製薬産業政策に関する勉強会」(会長=衛藤晟一参院議員、通称・衛藤勉強会)で、日本製薬工業協会の中山讓治会長(当時)に対し、躊躇なく苦言を呈したのは、自民厚労族のドン、伊吹文明氏(元衆院議長)だった。  先進各国との比較で、薬価や研究開発をめぐる日本の窮状を端的に説明した中山会長に対し、海外との保険制度の違いなどを踏まえた対応が必要と諭した。そのうえで、伊吹氏はこう語っている。 「薬価で研究開発費を生み出す制度に無理があるなら、税制や補助金を国家戦略として入れないと進まない。もし一般会計で無理なら『保険特別会計』... 「その説明では(納得するのが)難しい。海外の状況を押さえたうえで『日本のシステムでは収益が上がらない』と言わないと、間違ってしまう」  4月12日、自民党厚生労働関係議員と製薬企業有志十数社でつくる「製薬産業政策に関する勉強会」(会長=衛藤晟一参院議員、通称・衛藤勉強会)で、日本製薬工業協会の中山讓治会長(当時)に対し、躊躇なく苦言を呈したのは、自民厚労族のドン、伊吹文明氏(元衆院議長)だった。  先進各国との比較で、薬価や研究開発をめぐる日本の窮状を端的に説明した中山会長に対し、海外との保険制度の違いなどを踏まえた対応が必要と諭した。そのうえで、伊吹氏はこう語っている。 「薬価で研究開発費を生み出す制度に無理があるなら、税制や補助金を国家戦略として入れないと進まない。もし一般会計で無理なら『保険特別会計』など

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