医薬経済オンライン

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誰がカネを「喰い尽くした」のか

不正のデパートと化した東千葉メディカルセンター

2021年7月15日号

 千葉県東金市にある「東千葉メディカルセンター」が不正問題で大揺れに揺れている。同メディカルセンターは、糖尿病治療で知られた旧県立東金病院の廃止に伴い、後継として東金市と隣の九十九里町が出資した地方独立行政法人東金九十九里地域医療センターが14年に開業した地域中核病院。市街から離れた工業団地の奥にあり、バスかタクシーでないと通院できないという少々不便な立地だが、広大な敷地に白亜の地上6階建ての立派な病院である。  ところが、このメディカルセンターの事務部門で採用した職員の履歴を改竄したり、10数人の職員がお手盛りで給与を増やしたりといった不正がまかり通っていたのだ。同メディカルセンターは開院以来、赤字続きで、2年前に県から30億円の支援金を受けている。そんな最中に不正が発覚したのである。創立者の東金市と九十九里町議会は蜂...  千葉県東金市にある「東千葉メディカルセンター」が不正問題で大揺れに揺れている。同メディカルセンターは、糖尿病治療で知られた旧県立東金病院の廃止に伴い、後継として東金市と隣の九十九里町が出資した地方独立行政法人東金九十九里地域医療センターが14年に開業した地域中核病院。市街から離れた工業団地の奥にあり、バスかタクシーでないと通院できないという少々不便な立地だが、広大な敷地に白亜の地上6階建ての立派な病院である。  ところが、このメディカルセンターの事務部門で採用した職員の履歴を改竄したり、10数人の職員がお手盛りで給与を増やしたりといった不正がまかり通っていたのだ。同メディカルセンターは開院以来、赤字続きで、2年前に県から30億円の支援金を受けている。そんな最中に不正が発覚したのである。創立者の東金市と九十九里町議会は蜂の巣

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