後発品加算召し上げの「ロードマップ」
調剤報酬で牙を剥く財務省
2021年7月15日号
「受診抑制基調が続いているのに、虎の子の加算をもぎ取るのか」
その報道に調剤薬局経営者は天を仰いだ。
その発信源は財務省である。6月29日、調剤報酬上の「後発品調剤体制加算」について、調剤薬局での使用割合に応じた加算ではなく「減算を中心とした制度に見直すべき」と結論付けた調査結果を公表した。すでに多くの調剤薬局が加算を得ているなかで、加算中心の制度を続けても、「これ以上使用割合を高める機能を期待することができない」と指摘。多くの加算額が必要な現行制度では、費用対効果も見合わないとして、「廃止を含めた見直しを行うべき」と求めた。これに対し、使用割合の低い薬局の調剤基本料を減算するルールの「対象範囲を大幅に拡大する」などの具体策を提示。厚生労働省に対応を要求した。
財務省は毎年、事業の必要性や有効性、効率...
「受診抑制基調が続いているのに、虎の子の加算をもぎ取るのか」
その報道に調剤薬局経営者は天を仰いだ。
その発信源は財務省である。6月29日、調剤報酬上の「後発品調剤体制加算」について、調剤薬局での使用割合に応じた加算ではなく「減算を中心とした制度に見直すべき」と結論付けた調査結果を公表した。すでに多くの調剤薬局が加算を得ているなかで、加算中心の制度を続けても、「これ以上使用割合を高める機能を期待することができない」と指摘。多くの加算額が必要な現行制度では、費用対効果も見合わないとして、「廃止を含めた見直しを行うべき」と求めた。これに対し、使用割合の低い薬局の調剤基本料を減算するルールの「対象範囲を大幅に拡大する」などの具体策を提示。厚生労働省に対応を要求した。
財務省は毎年、事業の必要性や有効性、効率性を
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