医薬経済オンライン

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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

東和薬品 PROACTIVEⅡがスタート

第3次成長期への戦略

2021年7月15日号

第5期中計も安定供給、品質、品揃えを重視  東和薬品の18〜20年度の第4期中期経営計画「PROACTIVE」は目標を凌駕して終了した。20年1月にスペインのペンサ・インベストメンツを買収し、TowaHDとして20年度に連結対象としたため、当初の20年度計数目標を上方修正、売上高1500億円、3年累計の営業利益400億円以上としていたが、実績は売上高1549億円、3年累計営業利益520億円と修正目標を上回る好結果となった。  PROACTIVEは端的には先見性を持って行動することを意味する言葉である。将来の医療体制の変化・リスクを予測し、これに対する事前対策を推進し成長力を維持する意味を込めて経営計画のキャッチフレーズにしたものだ。この戦略は成功したといえる。  51年の創業から政府が産業ビジョンで後発品を製薬企業のひとつとして認知したのが02年度、ここま... 第5期中計も安定供給、品質、品揃えを重視  東和薬品の18〜20年度の第4期中期経営計画「PROACTIVE」は目標を凌駕して終了した。20年1月にスペインのペンサ・インベストメンツを買収し、TowaHDとして20年度に連結対象としたため、当初の20年度計数目標を上方修正、売上高1500億円、3年累計の営業利益400億円以上としていたが、実績は売上高1549億円、3年累計営業利益520億円と修正目標を上回る好結果となった。  PROACTIVEは端的には先見性を持って行動することを意味する言葉である。将来の医療体制の変化・リスクを予測し、これに対する事前対策を推進し成長力を維持する意味を込めて経営計画のキャッチフレーズにしたものだ。この戦略は成功したといえる。  51年の創業から政府が産業ビジョンで後発品を製薬企業のひとつとして認知したのが02年度、ここまで

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