医薬経済オンライン

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平時医療体制の破綻に備える〜電光石火こそ最良の有事医療〜

コロナ禍の次に来る危機③

第128回 生起し得る最悪の事態

琉球大学医学部非常勤講師  照井資規

2021年7月15日号

 歴史は繰り返す。この史上最悪の感染症の収束の次に訪れるものは、同じく史上最大規模の分断・対立・戦争であろうことは想像に難くない。もし、新型コロナウイルスが人工的に感染力と致死率を高めた「生物兵器」であるならば、最も狙われているのは。ほかでもない東京五輪である。人の悪意による感染拡大にはこれまでの対策は役に立たない。気象条件も感染拡大抑止には作用しにくい。感染力が高められ、人の免疫やワクチンの効果を低下させる新たな変異株が日本国内で急速に流行し、医療崩壊を招き、経済に大打撃を与え、その影響は世界中に波及する。  新型コロナウイルスが中国科学院武漢病毒研究所からの流出であること、機能獲得研究による人の手が加えられていることの疑いについて、確度が95%を超えた。この疑惑に関する米英の調査報告が発表されるのは、8月24日のパラリンピック...  歴史は繰り返す。この史上最悪の感染症の収束の次に訪れるものは、同じく史上最大規模の分断・対立・戦争であろうことは想像に難くない。もし、新型コロナウイルスが人工的に感染力と致死率を高めた「生物兵器」であるならば、最も狙われているのは。ほかでもない東京五輪である。人の悪意による感染拡大にはこれまでの対策は役に立たない。気象条件も感染拡大抑止には作用しにくい。感染力が高められ、人の免疫やワクチンの効果を低下させる新たな変異株が日本国内で急速に流行し、医療崩壊を招き、経済に大打撃を与え、その影響は世界中に波及する。  新型コロナウイルスが中国科学院武漢病毒研究所からの流出であること、機能獲得研究による人の手が加えられていることの疑いについて、確度が95%を超えた。この疑惑に関する米英の調査報告が発表されるのは、8月24日のパラリンピック開催

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