医薬経済オンライン

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洗礼受ける子会社「田辺三菱」のその先

「大鉈振るう」三菱ケミHDの外国人社長

2021年8月1日号

日本橋小網町の東京本社は見納め(7月27日撮影)  国内最古の製薬企業であり、日本で最初に「洋薬」の取り扱いを始めた旧田辺製薬の流れを組む田辺三菱製薬が、上場を廃止し三菱ケミカルホールディングスの完全子会社となってから、はや1年半近くが経過した。同社の企業価値向上のためには、三菱ケミHDの全面的な庇護を受ける以外の選択肢が「本取引よりも有効であるとは考えられない」と結論付けての嫁入りであったが、現時点では、それを実証するようなファクトは上がっていない。  この間、折からの新型コロナウイルス禍を受け、国内外の製薬企業が開発・提供する治療薬や予防ワクチンなどのソリューションに、国民の期待が一気に集まった。「アビガン」や「スクロメクトール」といった昔のクスリまでもが持て囃されるなか、幸か不幸か、田辺三菱はカナダ子会社のメデ... 日本橋小網町の東京本社は見納め(7月27日撮影)  国内最古の製薬企業であり、日本で最初に「洋薬」の取り扱いを始めた旧田辺製薬の流れを組む田辺三菱製薬が、上場を廃止し三菱ケミカルホールディングスの完全子会社となってから、はや1年半近くが経過した。同社の企業価値向上のためには、三菱ケミHDの全面的な庇護を受ける以外の選択肢が「本取引よりも有効であるとは考えられない」と結論付けての嫁入りであったが、現時点では、それを実証するようなファクトは上がっていない。  この間、折からの新型コロナウイルス禍を受け、国内外の製薬企業が開発・提供する治療薬や予防ワクチンなどのソリューションに、国民の期待が一気に集まった。「アビガン」や「スクロメクトール」といった昔のクスリまでもが持て囃されるなか、幸か不幸か、田辺三菱はカナダ子会社のメディ

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