「維新流」「パソナ流」が浸食する関西と厚労行政
西村経済再生相が開けたパンドラの箱
神戸市議会議員・元国会議員政策担当秘書 岡田裕二
2021年8月1日号
「覚醒剤を使われた方の出会いの場で講演しちゃいけないということであれば、駅の街頭で覚醒剤を売り買いしている人がいれば、そこで街頭演説するのもだめだという話でございますか」
14年5月28日の衆院厚生労働委員会。民主党(当時)議員の追及に対し、若干言意が不明な反論をしたのは田村憲久厚生労働相だ。というのも当時、歌手のASKA氏が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたことが報道され、一緒に逮捕された女性とASKA氏が知り合ったのが、東京・元麻布にあるパソナの政界関係者接待施設「仁風林」だったとされたのだ。仁風林には現職閣僚を含めて複数の政界関係者が出入りをしており、その中に田村氏の名もあった。田村氏は13年2月28日に仁風林に招かれて短い講演をし、食事を伴う供応を受けた事実を認めている。
新型コロナウイルス禍の長期化に伴い、にわかに政界...
「覚醒剤を使われた方の出会いの場で講演しちゃいけないということであれば、駅の街頭で覚醒剤を売り買いしている人がいれば、そこで街頭演説するのもだめだという話でございますか」
14年5月28日の衆院厚生労働委員会。民主党(当時)議員の追及に対し、若干言意が不明な反論をしたのは田村憲久厚生労働相だ。というのも当時、歌手のASKA氏が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたことが報道され、一緒に逮捕された女性とASKA氏が知り合ったのが、東京・元麻布にあるパソナの政界関係者接待施設「仁風林」だったとされたのだ。仁風林には現職閣僚を含めて複数の政界関係者が出入りをしており、その中に田村氏の名もあった。田村氏は13年2月28日に仁風林に招かれて短い講演をし、食事を伴う供応を受けた事実を認めている。
新型コロナウイルス禍の長期化に伴い、にわかに政界で存
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