医薬経済オンライン

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激動の時代の製薬企業 その戦略と事業価値

日医工 長期視点で経営計画推進中

品質重視の行動指針を策定

2021年8月1日号

 日医工は20年7月に創立55周年を迎えたが、節目に当たって、改めて打ち出した行動指針が「安心と信頼への約束《日医工グループ新品質方針》」である。背景にあるのは、20年春以降、製造工程の不正問題が表面化して製品の自主回収が相次ぎ、品質に対する不信感が高まったことだ。  20年2月下旬、富山第一工場への独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)と富山県の立ち入り調査で品質不正問題が発覚し、社内調査による総点検で製造工程の一部に問題があることが明らかになった。このため、20年3月上旬からは内部監査室及び外部のTMI法律事務所による事実確認、原因究明の調査、再発防止策の検討が行われた。調査とともに20年4月~21年1月に75品目の自主回収が実施されている。  健康被害は出ていなかったが、これが免罪符にならないことは富山県が厳しい行政...  日医工は20年7月に創立55周年を迎えたが、節目に当たって、改めて打ち出した行動指針が「安心と信頼への約束《日医工グループ新品質方針》」である。背景にあるのは、20年春以降、製造工程の不正問題が表面化して製品の自主回収が相次ぎ、品質に対する不信感が高まったことだ。  20年2月下旬、富山第一工場への独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)と富山県の立ち入り調査で品質不正問題が発覚し、社内調査による総点検で製造工程の一部に問題があることが明らかになった。このため、20年3月上旬からは内部監査室及び外部のTMI法律事務所による事実確認、原因究明の調査、再発防止策の検討が行われた。調査とともに20年4月~21年1月に75品目の自主回収が実施されている。  健康被害は出ていなかったが、これが免罪符にならないことは富山県が厳しい行政処

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