鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜
大手メディアは接種推進の プロパガンダ機関なのか
第139回
鳥集徹
2021年8月1日号
どこかから、指令でも出ているのだろうか。
7月中旬、各メディアが一斉に新型コロナウイルスの「ワクチンデマ一掃キャンペーン」とでも言うべき報道を行った。
「接種者の肌に磁石がくっつくというデマ情報がSNSに次々投稿されている」
「米国ではワクチンデマのほとんどが、限られたインフルエンサーから発信されている」
「反ワクチンを主張する医師がセミナーを開き、何千万円も荒稼ぎしている」
「ワクチンデマを信じる人たちがいるために、米国ではワクチン接種率が頭打ちになっている」
そんな感じで、どのメディアも判を押したように同じ内容を伝えていた。はっきり言って、こんな話を鵜呑みにしている人が、どれだけいるのだろうか。ニュース価値があるとはとても思えない。それに本来、独自性を競うメディアが...
どこかから、指令でも出ているのだろうか。
7月中旬、各メディアが一斉に新型コロナウイルスの「ワクチンデマ一掃キャンペーン」とでも言うべき報道を行った。
「接種者の肌に磁石がくっつくというデマ情報がSNSに次々投稿されている」
「米国ではワクチンデマのほとんどが、限られたインフルエンサーから発信されている」
「反ワクチンを主張する医師がセミナーを開き、何千万円も荒稼ぎしている」
「ワクチンデマを信じる人たちがいるために、米国ではワクチン接種率が頭打ちになっている」
そんな感じで、どのメディアも判を押したように同じ内容を伝えていた。はっきり言って、こんな話を鵜呑みにしている人が、どれだけいるのだろうか。ニュース価値があるとはとても思えない。それに本来、独自性を競うメディアが、他
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