読む医療ー医者が書いた本の斜め読みー
コロナ禍の救急現場を詠む
第174回
大西一幸
2021年8月1日号
犬養楓書肆侃侃房2021年2月刊
短歌にはあまりなじみがなく、知識も中学校、高校での国語の授業レベルでしかない。現在も記憶の底にあるのは当時習ったことの1割もないかもしれない。それでも新聞や月刊誌に読者が寄せた歌を読むこともある。
しかし、中途半端にしか解せないものだから、投稿している人のほうに関心を寄せたりする「回り道の関心」が勝ってしまうことが多い。例えば、ある新聞の短歌欄にレギュラーのように採用されている人の歌が途切れるとなぜかとても心配になる。作風から米国で刑に服しているらしい人などは、いま、どうしているのだろうか。ホームレスと思しき人も最近は見ない。
逆に最近は若い世代の投稿が増えている。俵万智さん以後、多くの若い感性が短歌に目を向け、心を詠う。明らかに姉妹と思える短歌もあり、幼い姉弟がそれぞれの...
犬養楓書肆侃侃房2021年2月刊
短歌にはあまりなじみがなく、知識も中学校、高校での国語の授業レベルでしかない。現在も記憶の底にあるのは当時習ったことの1割もないかもしれない。それでも新聞や月刊誌に読者が寄せた歌を読むこともある。
しかし、中途半端にしか解せないものだから、投稿している人のほうに関心を寄せたりする「回り道の関心」が勝ってしまうことが多い。例えば、ある新聞の短歌欄にレギュラーのように採用されている人の歌が途切れるとなぜかとても心配になる。作風から米国で刑に服しているらしい人などは、いま、どうしているのだろうか。ホームレスと思しき人も最近は見ない。
逆に最近は若い世代の投稿が増えている。俵万智さん以後、多くの若い感性が短歌に目を向け、心を詠う。明らかに姉妹と思える短歌もあり、幼い姉弟がそれぞれのこ
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