医薬経済オンライン

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鳥集徹の口に苦い話〜媚びないジャーナリストの劇薬処方箋〜

安心な自宅療養を実現する地域医療連携の強化を

第140回

鳥集徹

2021年8月15日号

「重症者や重症化の恐れがある人以外は、原則自宅療養とする」  8月2日、政府が方針を示すと、各方面から反発が相次いだ。「新型コロナウイルス感染症の患者を見殺しにするのか」「事実上の棄民政策だ」「命の選別をするのか」云々かんぬん。もう「ええ加減にせい」と思う。  はっきり言って、「医療逼迫」なる現象は、コロナの不安を煽りに煽った結果、起こったことだ。統計的事実を見る限り、コロナ対策は明らかに過剰だ。8月5日、東京都の陽性者が初めて5000人(5042人)を超えたと騒いでいるが、NHKの報道によると、確認された死者は1人。7月以降、東京都の死者が10人を超えた日は1日もない。  相変わらず、死者は高齢者が多くを占める。しかも、PCR検査をして「陽性」であればすべてコロナ死に数えられるので、コロナが直接死因となった人だけ... 「重症者や重症化の恐れがある人以外は、原則自宅療養とする」  8月2日、政府が方針を示すと、各方面から反発が相次いだ。「新型コロナウイルス感染症の患者を見殺しにするのか」「事実上の棄民政策だ」「命の選別をするのか」云々かんぬん。もう「ええ加減にせい」と思う。  はっきり言って、「医療逼迫」なる現象は、コロナの不安を煽りに煽った結果、起こったことだ。統計的事実を見る限り、コロナ対策は明らかに過剰だ。8月5日、東京都の陽性者が初めて5000人(5042人)を超えたと騒いでいるが、NHKの報道によると、確認された死者は1人。7月以降、東京都の死者が10人を超えた日は1日もない。  相変わらず、死者は高齢者が多くを占める。しかも、PCR検査をして「陽性」であればすべてコロナ死に数えられるので、コロナが直接死因となった人だけに

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