薬のおカネを議論しよう
利益相反研究のネットワーク
第47回
医療ガバナンス研究所医師 尾崎章彦
2021年8月15日号
7月15日号で紹介したCREATE-X試験をきっかけに、18年から、筆者は製薬マネーの調査をライフワークとして取り組んでいる。一貫して重視してきたのは、他研究者とのネットワーク構築である。
まず試みたのが、日本の研究者との関係づくりである。当時、筆者らが調べた限り、日本において製薬マネーに取り組んでいたのは、愛知医科大学の宮田靖志先生と霞ヶ浦医療センターの齋藤さやか先生のみだった。そこで、お二人には直接連絡を取らせていただき、齋藤先生については直接病院を訪問させていただいた。製薬マネー問題に取り組むに当たり、齋藤先生が直面したさまざまな苦労話を直接お聞きし、このテーマは在野からアプローチするほうがいいだろうという認識を持つに至った。宮田先生に関しては、自身が代表を務める医学教育学会プロフェッショナル部会に加えてくださり、現在活動をご一...
7月15日号で紹介したCREATE-X試験をきっかけに、18年から、筆者は製薬マネーの調査をライフワークとして取り組んでいる。一貫して重視してきたのは、他研究者とのネットワーク構築である。
まず試みたのが、日本の研究者との関係づくりである。当時、筆者らが調べた限り、日本において製薬マネーに取り組んでいたのは、愛知医科大学の宮田靖志先生と霞ヶ浦医療センターの齋藤さやか先生のみだった。そこで、お二人には直接連絡を取らせていただき、齋藤先生については直接病院を訪問させていただいた。製薬マネー問題に取り組むに当たり、齋藤先生が直面したさまざまな苦労話を直接お聞きし、このテーマは在野からアプローチするほうがいいだろうという認識を持つに至った。宮田先生に関しては、自身が代表を務める医学教育学会プロフェッショナル部会に加えてくださり、現在活動をご一緒し
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