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2021年8月15日号
SLE治療に新たな選択肢が登場
難病の全身性エリテマトーデス(SLE)の新薬開発が好調に推移している。英アストラゼネカの「サフネロ」が中等度〜重度の成人SLE治療薬として米国で認可された。静脈注射型のタイプ1インターフェロン受容体拮抗薬で、標準療法を受けている患者に使用できる。米国で承認されたSLE治療薬は約10年ぶりだ。
SLEは治療法の少ない致死性の自己免疫疾患であり、患者から新薬上市が常に望まれている。米国ループス基金は米国で約150万人が罹患していると推計する。
サフネロとプラセボを比較した第Ⅲ相試験では、サフネロ投与群で皮膚、関節を含めた臓器系全体で疾患活動性の低下、経口コルチコステロイド投与量の持続的な減量を確認した。
サフネロはアストラゼネカが04年に米メダレックスから独占的に権利を獲得した製品...
SLE治療に新たな選択肢が登場
難病の全身性エリテマトーデス(SLE)の新薬開発が好調に推移している。英アストラゼネカの「サフネロ」が中等度〜重度の成人SLE治療薬として米国で認可された。静脈注射型のタイプ1インターフェロン受容体拮抗薬で、標準療法を受けている患者に使用できる。米国で承認されたSLE治療薬は約10年ぶりだ。
SLEは治療法の少ない致死性の自己免疫疾患であり、患者から新薬上市が常に望まれている。米国ループス基金は米国で約150万人が罹患していると推計する。
サフネロとプラセボを比較した第Ⅲ相試験では、サフネロ投与群で皮膚、関節を含めた臓器系全体で疾患活動性の低下、経口コルチコステロイド投与量の持続的な減量を確認した。
サフネロはアストラゼネカが04年に米メダレックスから独占的に権利を獲得した製品。メ
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