業界展望
「憂鬱な日々」続く武田薬品②
第3回 力量力感を欠く開発パイプライン、パテントクリフの克服に不安
クレディ・スイス証券株式会社株式調査部ディレクター 酒井文義
2021年9月1日号
前回8月1日号では、アイルランド・シャイアー買収の評価が定まらず、武田薬品の業績停滞と株価低迷について指摘した。今回は医薬品企業の「生命線」である新薬開発パイプラインを見てみることとする。
武田薬品のグローバル研究開発のトップはチーフメディカル&サイエンティフィックオフィサー(CMSO)であるアンドリュー・S・プランプ取締役だ。武田薬品に入社する前は、仏サノフィでリサーチ&トランスレーショナルメディスンのシニアヴァイスプレジデント、研究開発部門のデピュティプレジデントを務めていた。マサチューセッツ工科大学(MIT)で理学士号(B.S.)を、またロックフェラー大学のヤン・ブレスロー博士のもと心血管遺伝子学の博士号(Ph.D.)を、さらにカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)で医学博士号(M.D.)を取得している。申し分のな...
前回8月1日号では、アイルランド・シャイアー買収の評価が定まらず、武田薬品の業績停滞と株価低迷について指摘した。今回は医薬品企業の「生命線」である新薬開発パイプラインを見てみることとする。
武田薬品のグローバル研究開発のトップはチーフメディカル&サイエンティフィックオフィサー(CMSO)であるアンドリュー・S・プランプ取締役だ。武田薬品に入社する前は、仏サノフィでリサーチ&トランスレーショナルメディスンのシニアヴァイスプレジデント、研究開発部門のデピュティプレジデントを務めていた。マサチューセッツ工科大学(MIT)で理学士号(B.S.)を、またロックフェラー大学のヤン・ブレスロー博士のもと心血管遺伝子学の博士号(Ph.D.)を、さらにカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)で医学博士号(M.D.)を取得している。申し分のない経
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