医薬経済オンライン

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ドクターかでいの医療の裏技

オーバーシュートに 懲りてオリパラを吹く

第4回

かでい伝次郎

2021年9月15日号

 無事に東京五輪・パラリンピック(オリパラ)が終わった。心配していた「東京五輪株」が登場する気配もなく、9月に入ってからは感染者数もどんどん減少してきている。私自身は五輪開催が新型コロナウイルスの感染爆発(オーバーシュート)のきっかけになるのではないかと危惧していた。もちろん医療供給体制はひっ迫していたが、欧米に比べれば、そこまでの流行ではなかった。  五輪がデルタ株流行中に開催されたのは、もしかしたら、デルタ株の流行中には、それよりも新しい変異株(より感染力が強いことが想像される)が国内に流入しても、デルタ株を押しのけてまで流行することはできないだろうという、一種の「ウイルス干渉」のような現象を期待して、わざわざこの時期に開催を強行したのかもしれない、などと考えたりもする。  このように五輪の影響は結...  無事に東京五輪・パラリンピック(オリパラ)が終わった。心配していた「東京五輪株」が登場する気配もなく、9月に入ってからは感染者数もどんどん減少してきている。私自身は五輪開催が新型コロナウイルスの感染爆発(オーバーシュート)のきっかけになるのではないかと危惧していた。もちろん医療供給体制はひっ迫していたが、欧米に比べれば、そこまでの流行ではなかった。  五輪がデルタ株流行中に開催されたのは、もしかしたら、デルタ株の流行中には、それよりも新しい変異株(より感染力が強いことが想像される)が国内に流入しても、デルタ株を押しのけてまで流行することはできないだろうという、一種の「ウイルス干渉」のような現象を期待して、わざわざこの時期に開催を強行したのかもしれない、などと考えたりもする。  このように五輪の影響は結果的

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