製薬企業の次世代経営戦略
サイエンスの「解」はひとつではない—いまこそ社会と研究者の対話を(前編)
SDGs(Sustainable Development Goals)とソーシャルコミュニケーションの体得 第18回
熊田梨恵
2021年10月1日号
【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、SDGsを後押しに、社会との対話であるソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると伝えてきた。昨今の情報科学技術の進展に伴い、研究者たちの置かれている状況は彼ら自身も戸惑うほど劇的に変化している。こうしたなかで世界の研究者たちが始めている「オープンサイエンス」による活動は、今後共同研究など産学連携を行う際に欠かせない概念になる。
今回は内閣府の総合科学技術・イノベーション会議議員や経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局次長などを務め、国内外の自然科学研究の潮流や政策に詳しい原山優子・国立研究開発法人理化学研究所理事に話を聞いた。現代だからこその研究者と市民の対話の重要性、研究者を取り巻く時代の変化と現状の話は、オープンイノベーションを模索する製...
【これまで】変革期にある製薬企業に、拡大成長と公益性を両立した事業創出が求められるなか、SDGsを後押しに、社会との対話であるソーシャルコミュニケーションが有効な武器になると伝えてきた。昨今の情報科学技術の進展に伴い、研究者たちの置かれている状況は彼ら自身も戸惑うほど劇的に変化している。こうしたなかで世界の研究者たちが始めている「オープンサイエンス」による活動は、今後共同研究など産学連携を行う際に欠かせない概念になる。
今回は内閣府の総合科学技術・イノベーション会議議員や経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局次長などを務め、国内外の自然科学研究の潮流や政策に詳しい原山優子・国立研究開発法人理化学研究所理事に話を聞いた。現代だからこその研究者と市民の対話の重要性、研究者を取り巻く時代の変化と現状の話は、オープンイノベーションを模索する製薬企
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