医薬経済オンライン

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アフターコロナを生き抜くMR像

医師とMRの情報量のバランスが変化

第3回 「お困り事はありませんか?」がダメな理由

株式会社ピグマリオン代表取締役社長 柏惠子

2021年10月1日号

 私は人材育成コンサルタントであり研修講師である。日々実施しているMR向け研修内では、実にいろいろな課題が見えてくる。 「先生、お困りのことはございませんか?」  毎日ご機嫌取りのように訪問しているMRよりも、先生にお困り事がないか毎回聞いているMRは「レベルが高い!」と思っていないだろうか。私に言わせれば、成果を掴めなければ、どちらのMRスタイルも五十歩百歩である。  考えてみてほしい。自分がテレビやパソコンを買いに家電量販店に行って、お店の販売員から「何かお困り事はございますか?」と声をかけられて、初めて会った店員にペラペラと自分の困っていることを話すだろうか。「もしかして、売り込まれるかもしれない」と警戒するかもしれない。  最近は事前にインターネットを活用し、自分の欲しいものの機能やメーカー別...  私は人材育成コンサルタントであり研修講師である。日々実施しているMR向け研修内では、実にいろいろな課題が見えてくる。 「先生、お困りのことはございませんか?」  毎日ご機嫌取りのように訪問しているMRよりも、先生にお困り事がないか毎回聞いているMRは「レベルが高い!」と思っていないだろうか。私に言わせれば、成果を掴めなければ、どちらのMRスタイルも五十歩百歩である。  考えてみてほしい。自分がテレビやパソコンを買いに家電量販店に行って、お店の販売員から「何かお困り事はございますか?」と声をかけられて、初めて会った店員にペラペラと自分の困っていることを話すだろうか。「もしかして、売り込まれるかもしれない」と警戒するかもしれない。  最近は事前にインターネットを活用し、自分の欲しいものの機能やメーカー別に製

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