近藤氏亡き後どうなる「電子カルテ改革」
健康危機管理庁とデジタル庁で綱引きも
2021年10月15日号
支柱を失った影響は大きい(生前の近藤氏)
医薬品医療機器総合機構(PMDA)の前理事長だった近藤達也氏が9月26日午後11時、前立腺がんで逝去した。80歳だった。近藤氏はPMDAのトップを19年3月から5期11年務めて組織をけん引。医薬品・医療機器の審査体制を強化し、医療情報データベース「MID-NET」の構築にも尽力した。患者や医療関係者、製薬業界への貢献は甚大なものがある。
その近藤氏が晩年取り組んだのが、電子カルテシステムの改革だった。医療界や産業界、公的機関の代表が参加する「メディカル・エクセレンス・ジャパン」(MEJ)理事長に19年就任すると、電子カルテの改革に着手した。「日本のあらゆる医療の改革のためにも、電子カルテの改革は最重要」と考えたためだ。
電子カルテの改革、なかでも「標準化」は20年近く議論されているにもか...
支柱を失った影響は大きい(生前の近藤氏)
医薬品医療機器総合機構(PMDA)の前理事長だった近藤達也氏が9月26日午後11時、前立腺がんで逝去した。80歳だった。近藤氏はPMDAのトップを19年3月から5期11年務めて組織をけん引。医薬品・医療機器の審査体制を強化し、医療情報データベース「MID-NET」の構築にも尽力した。患者や医療関係者、製薬業界への貢献は甚大なものがある。
その近藤氏が晩年取り組んだのが、電子カルテシステムの改革だった。医療界や産業界、公的機関の代表が参加する「メディカル・エクセレンス・ジャパン」(MEJ)理事長に19年就任すると、電子カルテの改革に着手した。「日本のあらゆる医療の改革のためにも、電子カルテの改革は最重要」と考えたためだ。
電子カルテの改革、なかでも「標準化」は20年近く議論されているにもかから
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