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社会保障政策でも「股裂き」岸田新政権

「再配分政策」も立ちはだかる安倍政治と公明党

2021年10月15日号

 岸田文雄政権が始動した。通常、発足直後の政権には国民の期待が集まる。それが自民党の長老たちに配慮した人事があだとなり、報道各社の世論調査による内閣支持率は40〜60%台にとどまった。「ご祝儀相場」に期待し、衆院選の投開票を10月31日へと早めた効果も望んだほどは得られそうにない。安倍晋三元首相の影から抜けられない岸田氏はそのくびきから逃れようともがいているものの、国民には見透かされたようだ。  3日夜、自民党本部4階の総裁室。首相就任前夜の岸田氏は官房副長官に内定していた腹心の木原誠二衆院議員らと閣僚の顔ぶれを固めた後、政務秘書官に就く嶋田隆・元経済産業省事務次官も交え「次の一手」を模索していた。  その頃、政官界では衆院選の日程について「10月26日公示、11月7日投開票」と受け止められていた。そうしたなか、岸田氏...  岸田文雄政権が始動した。通常、発足直後の政権には国民の期待が集まる。それが自民党の長老たちに配慮した人事があだとなり、報道各社の世論調査による内閣支持率は40〜60%台にとどまった。「ご祝儀相場」に期待し、衆院選の投開票を10月31日へと早めた効果も望んだほどは得られそうにない。安倍晋三元首相の影から抜けられない岸田氏はそのくびきから逃れようともがいているものの、国民には見透かされたようだ。  3日夜、自民党本部4階の総裁室。首相就任前夜の岸田氏は官房副長官に内定していた腹心の木原誠二衆院議員らと閣僚の顔ぶれを固めた後、政務秘書官に就く嶋田隆・元経済産業省事務次官も交え「次の一手」を模索していた。  その頃、政官界では衆院選の日程について「10月26日公示、11月7日投開票」と受け止められていた。そうしたなか、岸田氏は26

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