「脇役たち」の矜恃 〜被災地からの言付け〜
支援のカタチ②
第3回
薬剤師:武田雄高
2021年10月15日号
9月15日号で紹介した私の住む地区で行った震災復旧作業「南郷泥アゲ大作戦」を機に、支援物資の配布会や慰問お茶会、大学生による学習支援といった支援の輪が広がった。8月に開催した「復興祈願祭」は、失望と不安しかなかったこの地区が笑顔を取り戻したことの象徴だった。これらの住民を巻き込んだ継続的な活動には、NPO法人秋田パドラーズの存在が欠かせなかった。
発災から1週間が経つ頃、縁戚にあたる中村昭三氏から着信があった。彼が所属する秋田パドラーズが被災地支援に向かう準備を進めており、私の家を活動拠点にさせてほしいというものだった。半信半疑の気持ちで受け入れた申し出だったが、徐々に彼らの行動力と温かさに魅了されていった。
秋田パドラーズの支援は舩山仁理事長の意向により、拠点を置いた地区で徹底的かつ継続的な支援活動を行う「ピンポイ...
9月15日号で紹介した私の住む地区で行った震災復旧作業「南郷泥アゲ大作戦」を機に、支援物資の配布会や慰問お茶会、大学生による学習支援といった支援の輪が広がった。8月に開催した「復興祈願祭」は、失望と不安しかなかったこの地区が笑顔を取り戻したことの象徴だった。これらの住民を巻き込んだ継続的な活動には、NPO法人秋田パドラーズの存在が欠かせなかった。
発災から1週間が経つ頃、縁戚にあたる中村昭三氏から着信があった。彼が所属する秋田パドラーズが被災地支援に向かう準備を進めており、私の家を活動拠点にさせてほしいというものだった。半信半疑の気持ちで受け入れた申し出だったが、徐々に彼らの行動力と温かさに魅了されていった。
秋田パドラーズの支援は舩山仁理事長の意向により、拠点を置いた地区で徹底的かつ継続的な支援活動を行う「ピンポイント
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